
鳥取大学医学部教授浦上 克哉先生の講演会が、
広島県と認知症の人と家族の会の共催で
世界アルツハイマーデー記念講演会 in 三次 の企画で
9月13日にプラザホールで開催されました。
約200人の聴衆が熱心に
メモを取りながら お話を聞きました。
市長さんは開会のあいさつで
三次家族の会の皆さんの25年にわたる取り組みに
感謝の言葉を添えられました。
人口減少、少子化、高齢化が大きな難題
高齢社会が進み
65歳以上の高齢者は
全国では25.5%、
三次市は33.6%です。
全国の高齢者認知症の割合は、
平成24年の7人に1人から
平成37年では5人に1人に増えると言われています。
医療、介護、福祉が連携し
市を挙げて家族の中で地域の中で生活が出来るよう
医師会や医療関係者の協力で取り組んでいきたいと話されました。
浦上先生の講演です。
怖い病気でしょうか? 認知症。
認知症は、20年〜30年と時間をかけてゆっくり進みます。
早期発見で対策を時間があれば立てられるということです。
物忘れが多くなることから始まります。
物忘れの検査をおすすめしても、
年ですからいいですわ と言われがち。
年のせいではなく脳に病気が
起こり始めていることもあります。
物忘れで、何時もの日常生活や社会生活に
支障が見られるようなら
認知症の早期発見のできる検査をしてもらいましょう。

早期発見が大切です。
認知症は、
平成25年に医師の診断を受けた人が200万人。
診断を受けていない認知症と思われる人が262万人でした。
認知症予備軍の人は400万人。
社会生活に困らない程度の軽度認知障害から
何もしないで放置すると、
多くが3年以内に認知症に移行します。
大切な 第2次予防、早期発見・早期治療。
早期発見のために開発した
タッチパネル検診装置。鳥取県琴浦町での取り組みを紹介。
軽度認知障害と判定された人に
@軽い運動
Aメモを取る知的活動
Bお隣の知り合いとのお話。
集まって、@ABと繰り返し
タッチパネル検診を受けて認知症の進行程度を確認。
認知症予防教室で進まない人が増えていると話された。

こういう生活は良くありません。 認知症になられた場合にも

ご本人の思いを大切にしましょうとの事。
生活習慣で予防に大切なことが
スライドに書かれていました。
先生のスライドの中で
認知症におよぼす生活習慣が書かれていました。
タバコの喫煙が悪いと書かれています。
喫煙者はもちろん受動喫煙のせいでも
認知症になりやすくなります。
タバコは自分も周りの人のためにも
早めにやめましょう。吸わないのが一番。
本年6月の市議会で、岡田議員が
認知症について質問されていました。
タッチパネル検診や
東京都国分寺市で開発した認知症簡易チェックサイト
(パソコンやスマホからどこでも利用可能)を、
三次でも活用し早期発見を と。
日野福祉保健部長が、
有効な手段なら具体的に取り組みたいと 答弁。
認知症について知りたいと思えば
ホームページに情報がたくさんあります。
「認知症を家族で守る」とパソコンで調べれば
相当の知識が得られます。
ここで、提案ですが、
認知症予防にもなる
初めてのパソコン教室を60歳以上の人を
対象に市が積極的にされてはいかがでしょうか?
小学校のパソコンが入れ替わるそうです。
古いパソコンでも構いません。
60オーバー教室をお近くの小学校で取り組みませんか!
誰か講師になって!
いろいろな情報を自分で取ることが
認知症予防の第一歩です。
市長さん、福祉保健部長、教育長さんに
お願いしてみましょう。


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