か?と、
言われる方がいました。
何歳の方だったでしょうか?
70代でしょうか。
楽しそうに言われますので、「そうなれば
いいですね」と、お返事をしました。
誰でも長生きをしたいものです、
健康で、判断力も良ければ素晴らしい。
ゆめ物語、SF小説に書かれていたことが
確かに近づいてきました。
よく行われている白内障手術のように
安全性が高く、費用に比べて
手術効果(視力の改善が良い)の良いものが
iPS 細胞を利用した手術で
いつ頃実用化されるでしょうか?
10年?20年?後・・・ 京都大学山中伸弥教授が昨年2012年
10月にノーベル賞「医学・生理学賞」を贈られ日本中が大喜びに
湧き上がりました。
受賞理由は、人間の成熟した細胞を、
多能性を持つように初期化できることを発見したこと。
時間をさかのぼるように
自分の細胞を未成熟な状態に戻すことが初期化。
細胞を初期化することは
四つの遺伝子を送り込むことで成功。
この初期化されたiPS細胞で再生医療をさらに進歩。
自分の細胞から出来ることが、素晴らしい。

雑誌ニュートン2012.12号 表紙
(1)他人の臓器ではない。 本人細胞由来
⇒ 拒絶反応を起こしにくい。
(2)受精卵が分裂を初めて4〜6日後の胚盤胞の
内部にある胚性幹細胞(ES細胞)からの多能性幹細胞を利用しない。
⇒ 赤ちゃんに育つ卵子を使わない、倫理問題が少ない。
i PS細胞のiは、
米国アップル社製携帯音楽プレイヤーiPodのi を
参考にしたそうです。
完成されていない未熟なものとして
小文字のiを使用。
iPS細胞 とは、
Induced 人工的に誘導された
Pluripotent 多機能性を持つ
Stem cell 幹細胞 の 略称。
胎盤以外のどんな細胞にも分化できる
いわゆる万能細胞と呼ばれてきたもの。
1962年イギリスのガードン博士29歳が
カエルの卵子からオタマジャクシの細胞の核を初期化し
別のオタマジャクシを作ったことが、
iPS細胞誕生の出発点だそうです。
それで、
ガードン博士が共同受賞者になっていたのですね。

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