３月７日（木）三次保健所で行われた
日本赤十字看護大学　川根博司教授の
講演会に参加しました。
先生は熱心に禁煙活動を続けられていて、
三次での禁煙活動や受動喫煙防止について詳しく話されました。

　サードハンド喫煙という言葉を　
ご存知ですか？
三塁手のタバコではありません。
セカンドハンド　喫煙は、受動喫煙、
ファーストハンド喫煙は、能動喫煙で本人が口から煙を吸うこと。

　サードハンド喫煙ですが、何のことでしょうか？
　残留タバコ成分喫煙の事で、
部屋に残っているタバコ臭、車の中や、服や、ソファーや髪の毛などなどから。

タバコ臭い物にはタバコの有害物質が付いているわけです。
先日全車禁煙席の新幹線で７号車に乗りました。
タバコ臭い人たちが
行き来するので気分が悪くなりました。
喫煙コーナーに出入りするわけです。
全車両禁煙席を完全にして欲しいものです。　
残留タバコ成分喫煙のひどさを実感しました。
　
　肺の奥深く　肺胞の中まで入り込むPM 2.5が、
大きく報道されています。
細かい粒子についた有害物質が、
喘息、肺がん＠アレルギー性鼻炎などを
起しやすくします。ぜひ避けたいものです。

一方
皆さんはタバコによるPM2.5が、
空気中に比べて　はるかに濃度が高く危険なことをご存知ですか？
マスコミがもっと積極的に社会に報道して欲しい物です。

　三次市役所の本館建て替えが進みますが、
ぜひ全館禁煙にして欲しいのも、
サードハンド喫煙の有害性があります。
分煙すれば良いというものではなくて
タバコを吸った人そのものが
有害物質をまき散らす体になるということです。　
喫煙室を作ることも、空気清浄器を付けることも無駄なことです。
広島県がすすめる健康で　快適な職場づくりの精神を活かすには
完全禁煙の市役所ですね。

大気汚染ばかりではない！MP2.5　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

　　小学館　　1300円＋税　金子哲雄 著

　独特の語り方で、見る人によって好き嫌いの分かれる人でしょうか？
話を聞いてみると説得力があって面白かったと記憶していました。　
しばらくテレビで姿を見なくなって、画面に再登場した時には激やせ。　
何か病気なのかと気にしていました。

　昨年の10月に亡くなられていました。
病名は、肺カルチノイド。珍しい病気です。
肺がんのような腫瘍。見つかりにくい。

　金子さんの奥様の前文によりますと、
この本の制作は、亡くなる1か月前に
始まったそうです。
500日間に及ぶ自分の闘病を通して、多くのことを体験し、学んだ。
がん治療の現実。発見が遅かったり、再発や転移があったりして、
手術・抗がん剤・放射線治療が受けられない状態になった患者がどうなるのか、
身をもって体験したことを包み隠さず書かれています。
一人っ子で育つも実は
３人の姉弟が幼くして亡くなっていたそうです。

　慶応高校時代、友人の数学が学年一番に言われた言葉
「何悩んでいるんだい」
数式に苦しい時に言われたことが転機になったと。
好きなことで勝負しないと
勝てないと。

　小学生の時にスーパーの値段を知ることが大好きだったことに気がつく。
お買得情報を伝える人になることが目標になり
フル回転の人生が続くことに。
第4章　最後の仕事は死の準備　は、読み進める程に涙が貯まります。
葬儀も情報として発信したい。賢い選択、賢い消費をすることが、
人生を豊かにする。最後の選択を間違えたくなかった。
お通夜の料理は意外と重要（関東では寿司や仕出料理で通夜振る舞いをします）でと、
いろいろ思案をしたり。
骨をどうするかとも。最後の頃は、体が全く動かない。

　最後まで、自分に正直に生きた。濃い人生だった。
そのことを誇りに思う。享年　41歳。早く駆けぬけた人生。
ご冥福を、お読みください。

　　3月８日（金）７：２０頃NHKテレビ

　ニュースで、カラーコンタクトの注意勧告を放送。
去年7月のコンタクト学会の場面も。
度なしのカラコンは長らく雑貨品扱いにしていた厚労省ですが、
眼科医会の
申し入れの結果、目につける事の危険性を理解。

　度数の有無で雑貨品になるという感覚は、
眼科医にはないものでした。
黒目を大きく見させる周辺に色をつけたコンタクトが多数出てきました。
お人形さんのような目になってしまいそうです。
角膜の状態が分かりにくく
なりますので、使用は避けたいものです。

　３月１０日（日）　口和インターでのイベントはいかがでしたか？
高速道路は雪が降ったら使えなくなる。
え？どうしてですか？　患者さんの心配。
だって、無料じゃないですか、雪が降ったら54号線に降りるのですと。

　無料ということでは、
国道も同じで、無料高速でも除雪をするのは当たり前ですが、
無料高速の維持管理は良くないと心配する人もおられました。

　国と広島・島根両県が作った高速です。
雪に強い高速にならなかったら、
価値が半減します。

　３月３日（日）水道橋の欄干の柵の一か所なくなっていました。
維持管理課にお電話をしましたところ、
すぐ危険のポールを立ててもらえました。
修理は？

　３.１２.十日市きんさい学公開講義で、
河島萬里先生の「三次盆地の成り立ち」を、
聴きしました。
素晴らしいお話でした。今まで良く分からなかったところを、
見つけていただくように
教えていただきました。次号に報告しましょう