久しぶりに、呉に行ってきました。
年に一回のロータリークラブ広島・山口地区大会が開催され、
10月21日に
加してきました。　お目当ての記念講演は、
著書の「悩む力」「続・悩む力」で
著名な姜尚中（カンサンジュン）さん　の
　　「悩む力」無縁社会における
　　　　　　ロータリーの役割でした。　
1950年熊本市生まれ　東大大学院教授・現代韓国研究センター長。
言葉をえらんで飾り気のない感じの話をする人で、
ご両親は戦前に来日した韓国の人。
ＮＨＫ日曜美術館の司会をされていたぐらいの認識でした。　
新聞の週刊誌の見出しに「家庭崩壊」と
出ていたので気にはなっていましたが、
ご本人は、さらりと公人と思っているので、
プライバシーのことも拒絶できないと
言われていた。

　講演の一部を紹介。
今の日本は、無縁社会と認識されていますが　無縁とは仏教用語です。　
前世に仏さんと縁がなかったので現世で無縁。
人は孤立していると
ネガティブ感情に取りつかれやすい。
今の社会は逆説的にツイッターや
インターネット、携帯などの手段でつながっているが
直接心がつながっているとは言えない。

戦後アメリカから与えられた自由だが、
自由を大切にすること、
自由に伴う責任は教えられなかった。
知りうることはほとんど検索でわかるが、
人と人との関係が出来ていない。

韓国や中国も、ある熱にうなされて　
からめられている。
熱狂的なものを見つけて集まって｢愛国無罪｣、失意の中で
不安な若者たちがからめ取られていく。
人同士で生かされていると実感できた時
社会に何かをしたいと思うはずで
これが無縁から有縁に変わる機会。

　対中関係で日韓は小異を置いて、
大同につくことが大切。大国に当たる知恵を
持ちなさいということでしょう。
人と人において大切なことはお互いを認め合うこと。
無視しないこと。
アテンションの交換と言われていました。　　　

　１１月３日（土）
安芸の小京都・たけはら町並み保存地区を散策してきました。
三次は霧に包まれていましたが、
広島からは抜けるような青空になり最高でした。
道の駅が近くて便利。塩田開発をした、旧笠井邸にあがり昔をしのび、
アニメ「たまゆら」の原画でブームを知る。
ニッカウィスキー創業者竹鶴政孝の生家は、お休みで見学できず残念。
かなり保存が良い町並み。
三次よりもお店が生きていました。
崩壊したところはほとんどなく、
山際のお寺から街並みも海も見えて素敵。

　三次は、要方向転換か。

　関税をなくすことを　糸ぐちに
輸出産業以外の産業やサービス業に迷惑が
降りそそぐ条約。
したがるアメリカに有利で、日本国内は不利なことが多い。
このくらいの認識でしたが。
一年前には、交渉に参加するかどうかで大もめ。
政府が分裂しそうになって、ウヤムヤに。

　最近突然のように野田首相が交渉に
参加すると言い出しました。しかし、
１４日の民主・自民の党首討論で
｢やりましょうよ｣国会解散で、空中に放り出された。
もともとのＴＰＰは、
ブルネイ、チリ、シンガポール、ニュージーランドの４カ国で
2006.5発行した貿易協定。
貿易の多い国同士が貿易を円滑にするための協定でした。
２０１５年までに関税０を目指す。
　これに目をつけたアメリカ通商代表部が絡んで
アメリカが交渉に加わり
オーストラリア、ベトナム、ペルー、マレーシアが交渉参加。
アメリカ以外の８カ国の国民総所得は
アメリカの10％しかなくアメリカの貿易拡大には
影響少ない。
日本の国民総所得はアメリカの三分の一ありますので魅力的。

アメリカの赤字対策になるという指摘もなるほどです。
アメリカの営利病院が
上陸してきたらこれまで維持してきた
国民皆保険制度が崩壊の瀬戸際に立たされそうです。
デフレと円高。国内の雇用や国民総所得を
増やさないと日本は豊かさを取り戻せない。

　　参加条件に
規制緩和を一旦行ったら元に戻せないという項目があるそうです。
危険。知らされていません。　
まともな情報で、有利か不利か知らせてくれるところが、欲しいですね。

　　　　　　　　　中国新聞の記事

　11月13日（水）は、冷たい雨が降り寒かったですね。
明日から寒波が入ってくるとか、
体調管理に気を付けましょう。幸い、午後には晴れだしました。
この時にと、
鳳源寺に紅葉狩りに出かけました。
雨にぬれた葉の色は、わずかな陽の光でも
鮮やかに照り返し、きれいですね。
真紅・赤・橙色・黄色と、ゆらぎながら輝いていました。
ワゴン車が数台駐車場に来ました。
デーサービスの人がたくさん。雨が上がって
よかったですね。

　11月12日（月）に、
　マラソンの有森裕子さんの講演会が三次市の中学生1～2年生
約千人対象に三次ライオンズクラブ創立50周年記念行事で開催。
夢を持って、夢を追いかけ続けることの大切さを熱心に話されたそうです。
平日で、拝聴できず残念でした。

　11月14日は、国連が定める世界糖尿病デーです。
十日市コミュニティーセンターで
中央病院糖尿病専門医杉廣貴文先生の講演会がありました。250名が参加。　

2007年には糖尿病の人890万人、
糖尿病の疑い1320万人と推計されており
十年前に比べ合計では840万人増えていた。
さらに増えるでしょう。
在米広島人の検査から
脂肪とカロリーの多い食事と運動不足、高齢化が糖尿病を
増加させる。
治療目標は健常人と同様の生活の質・寿命を保つことです。

　なぜ11.14が糖尿病デーなのか？
1921.11.14が.カナダのトロント大学の生理学学会で
バンティングがインスリンの発見を初めて公表した日でした。
この日を記念して
2007年から世界各地でブルーライトアップのイベントが行われてきました。
盛りだくさんでしたね。

　｢近いうち｣の限界は3ヶ月？
野田首相が解散を口にした。東京都知事選挙と一緒。
尖閣問題の火付け役が　解散の流れを付けたことに。
ブーメランにご注意。　
不毛な日本政治にさらに塩をまくようなことになりかけない。

　14日のサッカー対オマーン戦。
相手の足が速い。諦めずにボールを取りに来る。
ニッポンの弱みを見せられた。２：１で勝てて良かった。

約束を大切にする人は？？誰だ！！

　13日吾妻山、14日大山に15センチの雪。ついに冬将軍登場。
しかし、北海道の平野部には、まだ降雪なし。
偏西風が西日本に南下し、蛇行していたからと。

　世界の政治は大きく変わっていますが、
　　　日本は、何を世界に打ち出すのか？
　　　　　　アメリカと中国の　せめぎあいの間で
　　暗礁に乗り上げたままで良いはず無い。