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あんどう眼科医院
TEL 0824-62-0119
三次市三次町巴橋西詰
NO,321 2012 .1. 18 〜院内にて配布
         
          お知らせ

 1月6日から “寒”に入りました。
  2月4日の立春まで、寒い気候が
  続きます。
体調に気を付けましょう。

 あまり寒くないとの予想と違いそうな
  冬になりそうです。ラニーニャ現象が、
  続いているからです。

   1
5日は20pの雪。大山は積雪
  200p、
頓原も、100p。
  
昨年も16.17日三次でも雪が
  
20p.40p積もりました。
  除雪車の出動を市民から要請。
  零下6度になり寒かった。
 
  
29日〜31日は寒く31日は零下10度に
  なり、寒さがピーク
30日は2030pの
  積雪。一方
 
   
2月は幸い寒さが弱まりました。

 インフルエンザ注意報が6日に発令
  されています。
20日ごろからインフルに
  かかる人が急増しそうです。
  うがい、手洗い、咳エチケットを励行
  しましょう。体を温めましょうね。


  
ヒートショックという言葉をご存知ですか?
  お風呂の脱衣所では、寒いと血圧が上がって
  しまいがち。さっとお風呂に入ると、
  血管が急に広がって血圧が低下。
  意識障害・失神から溺れてしまうことも
  あります。
   脱衣所を温めたり、頭を
  洗ってから湯船に入る等ゆっくり
  お風呂に入りましょう



は、違う。
そう言ったのは、作家の
堀田善衛だ。(日本経済新聞の元旦朝刊の春秋の欄)

 混沌とは、何か充実した力に満ちたもの。

 混乱
はそれ自体にモノを
生み出す力がなく、
   前にも後ろにもつながらない。    
60年前の対談での発言。

 混沌に立ち向かう姿と、混乱に立ちすくむ姿。

最近の政治経済を正に表す対比の言葉。

 エネルギーがあちらこちらからブクブクと吹き出てくる混沌とした時代と、 
  右へ左へと
あてもなく堂々巡りをするばかりの混乱の時代。
   世界中が大混乱の時代。
 

 堀田は政治家や権力者だけの歴史ではたまらないと語っていた。
一人一人が
精いっぱい
生きてきたのが歴史になる
と言いたかったのかも知れませんね。
 

 NHK大河ドラマ
が始まりました。
始まりのシーンが、平家滅亡の知らせを、
北条政子が頼朝に知らせるところでした。
うまい脚本家は違うな。
 混乱から混沌とした時代に代わる時代絵巻を
清盛
は見せてくれそうです。 
期待しましょう。


 たまたま、読み始めていた本、「定家 明月記私抄」を
書いていたのが、この
堀田善衛でした。春秋欄を見てピンときました。
この人の言いそうなことと。
 藤原定家と言えば、新古今和歌集と明月記と
知っていましたが・・
20101113日に国民読書年の講演で、故 児玉清さんが
        明月記を激賞

13世紀の人が現代人と同じ感覚で世の中をとらえ、町や戦乱の様子、
男女の機微などを描いていたのだ。衝撃を受けた。
原子力施設で重大な事故が発生している事も指摘し、
想像力の欠如が現代社会の問題と語る。


 明月記
は何を読めばよいかとインターネットで探しあてたのが
堀田善衛(
1918年〜1998年)の本でした。1986出版。
 戦時中のいつ召集されるかと不安な時代に明月記に出合う。
『紅旗征戎 吾ガ事ニ非ズ』の一文に愕然として明月記を読みだしたと。

19歳の定家が白氏文集中の一節を引用。
福原遷都をした
1180年に書き出した日記。
(李白
750年ごろ中国・唐の時代の歌人、杜甫と並び評される)
二流貴族として使える朝廷自体も、
源氏追討の軍事行動も乱逆追討の風聞は耳にうるさいから
細かく書かないと言い放つ。

 堀田は、戦局の推移とか同級生の戦死の報に心を痛める自分と、
定家は覚悟が違うと思い明月記に引き込まれた。
名前は有名だがほとんど全文を読まれていない明月記。
なぜなら、旧漢字の漢文体で書かれ、所々原文が紛失しているからだ。

今川文雄氏の訓読本を参考にして書いた。

 中流貴族の日常と宮廷の動静を克明に
記録。
朝から深夜まで御殿やお屋敷に
ご機嫌伺いや挨拶やら火事見舞いやらで忙しい。
儀式の参列、法会やら加持祈祷、方違などで京中を駆け巡る。行事や場所により
衣服衣装の種類
からその色模様、布の種類、乗り物まで書き記す。
間違えたら大恥になる。
停滞社会では、事細かな違いに価値を付け易いのでしょうか
? 
 
 後鳥羽上皇
が新古今を編纂させていますが、
この上皇がどうしようもない

遊山、ばくち、けまり、女性大好き、別荘大好きの土建好き、まあたまげますが、
白河上皇からの狡智(こうち;ずる賢い知恵)を極めた責任回避体制のなせる業。
100
年もこんなことが続けられたものと変に関心。

 民は、虫けらのように扱われていたと言われますがそうだったのですね。
和歌とは、和する歌、こたえる歌。応答、交換、挨拶になる。百首歌等まとまった
定数歌で職業歌人は評価される。正三位の父親;俊成は
91歳で亡くなる。
定家の歌人としての出世を願い続けた。

 
 400年続いた平安時代。とても不安な時代になっていました。
ご一読ください。
 
                   
          ちくま学芸文庫       江戸東京博物館
          定価900円+税      特別展 チラシ 

       清盛展は、広島県立美術館で4月21日〜6月3日に開催されます。
           ぜひご覧ください。

島留学の生徒で、島の高校生が三割増。
高校生の減少で廃校も考えられていた
島根県隠岐島の高校


 1
8日(日)朝7時のNHKニュースでその仕掛けを放送していました。
4
年前に始めた島を挙げての取り組み。
島の若者の減少に歯止めをかけたい町の取り組みと、
じっくり勉強をしたいと考える都会の生徒の考えがかみ合ってきたからの成果。
コンビニなし、マクドナルドなし、娯楽なし。
無いことが魅力と考える生徒。
落ち着いて勉強ができ、人同士の触れ合いが安心。
 
人情の良さと、海の幸山の幸が多いのも魅力。
受け入れた高校の生徒も、島外の生徒に、
島を案内しながら島の良さに気づくことで島に戻ろうと考え出したと。
 
 先月、世羅高校の陸上部の活躍を支えることで世羅町が元気になっているとの
放送もありましたが、隠岐島でも生徒との触れ合いが増えて元気な人が増えている。

 ヒントです。無いことも魅力になる。

 詳しくは、隠岐島島前高校のホームページを
ご覧ください。充実していますよ。大変参考になりますよ、三高に!


 びわの花にミツバチが、何匹も飛んで来ていました。
18日(日)久しぶりの快晴で
暖かかったですね。剪定をよくした事もあって、
花は少なめではありますが、
おいしい実が多くつきますように。
 

 庄原の備北丘陵公園が建設決定から
30年で、4月に全面開園とのこと。
大きくなりましたね。去年久ぶりに出かけて梨園やスイセン畑など北口が出来ていたのに
喜んでいました。さらに
110ヘク タール広がって340ヘクタールになるとのこと。
三次町と十日市がスッポリ入る広さ。
これからも人を呼び込む仕掛けを上手にどう作り
続けるかが、大切ですね。
 

     隠岐島と言えば
  明月記で酷評された後鳥羽上皇と、
  建武の新政で鎌倉幕府を倒した
           後醍醐天皇の島流しが有名。

 平安時代を勉強するためにもゆっくり隠岐島に
     行ってみたいですね。