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あんどう眼科医院
三次市三次町巴橋西詰
No319.2011.12.7 ~院内にて配布
     
          お知らせ

○ 年末は、
29日からお休みです。
  仕事始めは4日から通常診療です。

○ 
1211日(日)プラザ3ホールで
  三次市防災講演会が 開催されます。

  講師は山村武彦氏
 東日本大震災に学ぶ、
  我が家と
地域の防災・危機管理がテーマ。
 
 3月~4月によくお見かけした先生ですね。
  お出かけください。

                

11月26日(土)12:30よりぺぺら ホール(まちづくりセンター)で、百名ほどの
皆さんと、三人の講師の先生のお話をうかがいました。
私は、先生方との質疑応答時間の司会役をさせていただきました。
熱心に質問やご自分の経験を話していただいた方に感謝いたします。
認知症とよび、痴呆と言わなくなって7年がたちますね。言葉が変わることが
病気の理解に本当に大切だった思います。
皆が認知症と言いやすくなりました。
人の尊厳を守ることが大切ですね。家族だけの問題ではなく、認知症は地域の
課題となりました。そして、
認知症サポーター100万人キャラバンが、
生まれました。
セミナーの内容を振り返りましょう。演者を紹介しましょう。

(1)    三次神経内科クリニック
   院長  伊藤 聖 さん

(2)    備北ひまわり基金法律事務所
   弁護士 前田剛志 さん

(3)    三次市認知症の人と家族の会
    代表  片岡征治 さん

(1)伊藤さんは、 認知症サポーター養成講座標準教材 『認知症を学び地域で
支えよう』に沿ってわかりやすく解説をされました。

教材をご希望の方は
お申し出ください。 

認知症は脳の病気
。脳の細胞が壊れる事によって直接起こる症状を中核症状
 
記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下などをさします。
このために周囲で起こっている現実を正しく認識できなくなります
本人の
性格や資質、環境や心理状態・人間関係など様々な要因が絡みあって
⇒うつ状態や妄想のような精神症状や、日常生活への適用を困難にする行動上の
問題が起こってきます。 たとえば 行動障害。
徘徊と言ってしまえば終わりです。
その原因を考えましょう。
自分のことや周囲で起こっていることが正しく把握できなくなると、
行動がちぐはぐになり、
支障を生じます。夕方になると家に帰ると外に出ていこうと
するのは、脳の活性が低下する夕方に場所や時間の見当識
障害が深まるため。
昼寝をさせて夕方の意識をはっきりさせるとよい。
 
治せる認知症に外傷に伴う慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能異常、
薬の不適切な使用もある。薬をやめたり、調整して 回復することもある。
 
受診は、ご本人が病気を理解できる早い時点が良い。理解を深めればその後の
トラブルを減らすことも可能。
症状の軽いうちに自分の後見人を決めておくこと
もできる(任意後見制度)。
認知症が進んでも自分らしい生き方を全うすることが可能になる。
何かおかしいな」と思ったら、かかりつけの先生に相談をしながら専門の先生に
専門的な検査
をしてもらうことが大切。
認知症かどうか悩むことがご本人にとっては負担になりますね。

(2)
前田さんは、認知症と法的な問題についてわかりやすく話されました。

母親が、認知機能低下で預金を下ろせない。しかし貯金を下ろさないと施設利用料を
払えないとき、実の子供なら預金を下ろせますか
? と質問されました。
金融機関の窓口に母親を連れて行ってもお金を下ろすことの理解ができていない
ときには下ろせない。個人の財産は、子どもでも下ろせません。
進行してしまったら成年後見制度を使いましょう。
自分が生きている間のサポーターが成年後見人。判断能力のある内にあらかじめ
認知症が進行した時の成年後見人を決めておくのが任意後見制度
老後に備えて、相談できる相手を見つけましょう。
⇒親族、地域包括支援センター、社会福祉協会、弁護士、司法書士など。
後見人は、死ぬまで後見人をする覚悟でなる。転勤があってもやめれません。
遺言書も正しく書かないと無効になります。公証人役場の利用も必要。
自分の老後の見通しを持つことが大切です。


(3) 
片岡さんは、まず認知症の人の会と家族の会の組織を紹介された。

認知症介護家族がたどる 四つの
心理ステップを具体的に話されました。
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代後半から始まったご自分の体験を語られました。実家に帰るたびに物が
増えるばかり、封を切った薬が部屋に散在、薬の管理ができない。
一人にできないと兄弟で交互に引き取るようにしたら、
徘徊やら妄想やら
周辺症状にさいなまれることになったと。認知症の理解が大切。


           

今・介護で悩んでいる人へ。


○体験者に心の内を話してみよう。
○体験者の知恵をいただこう。
○認知症の理解を深めよう。
○早めに専門医に診てもらおう。

    


三次は専門医がいて恵まれている方。セミナーの開催時間に、
湯崎県知事と交流会があり参加者が分散したのが残念。





11月23日(水)

日高摩梨と三次シャンソン教室発表会がプラザの
3階ホールでありました。
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人の生徒さんが凛々しく歌われて大拍手。三次町ふれあい会館で月2回の
レッスンを重ねること
5年たったとのこと。
満を持しての会で好評でした。平均年齢が、70歳以上でお元気ですね。
照明も音響もドレスアップも素敵でした。

イチゴの花が11月15日から咲き出し、実が付だしました。30個。
今頃実がつくのは初めて。秋の気温が高く、イチゴの成長がよかったところに
10月に寒い日が多少あったものの、冷え込まなかった。
さらに、11月の気温が25度になる日もあって、もう春になったと勘違いを
しているのでしょうか
?イチゴ農家でも同じようにするのでしょうね。
イチゴの生産が進むとイチゴの値段が下がりそう?しかし、喜んではいられません
暑い秋は、ラニーニャ現象のせいと言われています。ということは、
今年の1月のようにそろそろ、寒気が入り込みやすくなり、
雪がまとまって降ることが心配です。 雪対策を
!! 寒さ対策を

  11月20日(日)

三次市文化会館で
2008ノーベル賞受賞者・益川敏英先生の講演会が開かれました。
19402月名古屋市生まれ。454月の空襲では焼夷弾が自宅を直撃。
幸い不発弾だったから助かった。現在、名古屋大素粒子宇宙起源研究機構長。
同機構で研究をしている三次出身の白石希典さんが自然界の階層性をわかりやすく示し、
益川先生の研究を紹介。原子の中の陽子の中に未発見だった究極の粒子・クオークの
存在
を共同研究者の小林先生と予言。それが実際に証明されて、ノーベル賞を受賞。
 
前置きが面白かった。自分が先生と呼ぶのは、名大で理論物理学を学んだ恩師の
坂田昌一先生だけ。あの湯川秀樹博士にも湯川さんだと。先生と言い合うと、
壁を作る事になり自由に議論ができないからと。
坂田先生が自由な雰囲気を一番大切だと言われていたと。自由とは必然性の洞察。
よく考えた上で選ぶのが自由。
中国新聞の
37日特集に先生の科学者も生活者の視点が大切と対談が有り。