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Friendly eye information
あんどう眼科医院
三次市三次町巴橋西詰 |
No.314 2011.9.30 ~院内にて配布 |
お知らせ
○キンモクセイの香りが27日から
ただよい始めましたね。
去年より4日早めでした。
そう言えば去年はお彼岸まで
ぬくかったです。
○年末は、29日からお休みです。
ご注意ください。
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花粉情報は下の画像をクリック!
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しょうか?
形や大きさ、遠近感、動いているか止まっているか、
そのほかに大切なものは何でしょうか?
色の感覚です。色彩といいます。光があるから見えるわけですが、
ネオンの赤い色 とバラの花の赤い色 は、
おなじ赤い色なのでしょうか?
「おなじ」 「ちがうの?」 と、混乱しそうでしょうか?
この本は、このような書き出しで始まります。
蛍光灯のように自分から光るネオン、
太陽や電球の光を受けて反射をするバラ。
一方、良く聞かれる質問ですが、
空はなぜ青く見えるのでしょうか?
空は何から出来ているのでしょうか?
空気があるのは地上から数十㌔の成層圏まで。
宇宙船からの映像では地球以外は真っ黒に見えますね。
空は、空気から出来ています。酸素と窒素ですね。どちらも透明です。
しかも、夕日は赤くなる夕焼けがきれいです。なぜ赤いのか?
これらは光が作る色彩の問題です。
ギリシャ時代のアリストテレスはすでに
色彩論の基礎になるような考えを持ち、
あのニュートンはプリズムを使って
光を分光し無色の太陽光に七色の色があり、
この七色をまた混ぜ合わせると無色に戻ることを発見。
この発見がネオンの赤とバラの赤に象徴される現代光学の基礎を作ったとのこと。
光と色彩は手にとって見ることは出来ませんが誰もが光と色を感じます。
光を感じるのは網膜の視細胞の中にあるレチナールと言う小さな分子。
光に反応し分子が変形しこの情報が視神経を伝わり脳に送られて、
脳が光や色彩を感じます。
ですから脳の活動状態で脳が光や色彩でだまされます。
錯覚や錯視といわれます。光の当たり具合や色の見え具合で、
価値判断を変えてしまう。
ネオンの赤は、ネオン自体の単色の赤、
バラの赤は反射の色で白い光から青緑の色を吸収した残りの混色なのです。
赤は青緑の補色の色といいます。
さらに、玉虫のきれいな金色に輝く緑や、
シャボン玉のきらきらするピンクや黄色虹色に見えるのはなぜでしょうか?
空の青、秋刀魚の銀色、欧米人の青い瞳もなぜそう見えるのでしょうか?
薄い膜の分子の集合状態や、物質の構造状態で反射で現れるこの色を
構造色といいます。色素はないのに見える色です。不思議ですね。
ゆっくりお読みください。
光と色覚の不思議さが見えてきます。

講談社BLUE BOOKS
齋藤勝裕著 ¥820+税

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注意を、しましょう。
夕方の交通事故は、5~7月に比べて10~12月は
二倍以上になるそうです。 日没時間が最近早くなったように思いませんか?
6時過ぎるとかなり暗くなります。歩行者も自転車やバイクの人も急いで道を
渡ろうとしたり走ろうとします。 暗くなると色合いがハッキリしなくなり、
暗い所にいる人や自転車に気付きにくくなります。
早めにライトをつけて運転しましょう。
ライトをもって散歩をしたり、
点灯して自転車も乗りましょう。
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八次小学校の保健委員会の児童さんに
シルクロード朝顔を、保健室の前の
花壇に植えていただいていたそうです。グリーンカーテンが出来て保健室が
涼しくなりましたと和田先生から写真をいただきました。
小さな種からこんなに大きくなるのって不思議ですね。
園芸の醍醐味(だいごみ)です。学校検診の時にお渡ししたものです。
うれしいですね。
去年の新聞に、なくなられた児玉清さんの、本の楽しさを語る講演会記事を
見つけました。知識を培い、想像力を膨らませてくれるのが本。
本を読んで、社会を読み解く知恵と想像力を養う。 さすが良い言葉。
現代社会で問題だと考えているのは、科学の恩恵を受けながら、絶えず
不測の事態が起きていることだ。原子力施設で重大な事故が発生し、
ミツバチの生態系で異変が起きている。想像力が欠如しているためではないか。
科学が進歩した現代を、「浅瀬の社会」と指摘する社会学者もいる。
物事の裏側を読める人間が出てこないのだ。
前号で紹介した立花隆さんと
同じ事を強調されていた。
想定外と言う電力会社、原子力施設を作る人に
科学者の名を付ける訳にはいきませんね。
科学や国際化の進展で、これから問われてくるのは心だろう。
つらい環境にあっても、心の在り方によっては生きる勇気を持つことが
出来るものだ。私にとって、その生き方を教えてくれたのは本だった。
尊敬できますね。
秋が深まってくる季節です、応援のし甲斐のない野球は置いといて
本を手にとりましょう。
月刊誌も多彩な記事が載っていてお徳でしょうか。
文藝春秋10月号も読み応えあり。政治と経済関係の記事が多いですね。
地震大国ニッポン、原発立地に最も適さない国ニッポン。
世界中の地震の10%が集中して起きています。地震付原発。
地震でメルトダンしていたという人も。
新規の原発はこの際ありえません。
上関町の町長は知っているのに知らぬ振り?
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