毎日、目の周りがただれて受診される患者さんがいます。
早めに梅雨入りしたものの、
6月は暑い日が多かったので汗が出やすく顔が汚れやすいのが原因。
30度を超える日も数日あって記録に残る6月でした。気温は平年より3度高。
汗をかきやすい人、外仕事や、スポーツで汗や泥汚れの付きやすい人は、
早めに石鹸の泡で　優しく顔を洗いましょう。

　結膜炎予防には顔を洗うことが大切です。

　核をめぐる対話　ETV特集　7月3日（日）22時～23時半　ご覧になりましたか？
後半の1時間を見ました。　5月11日に第五福竜丸の船上で対談が行われていた。
フクシマ原発事故の衝撃を受けての対談ですが、　なぜ放送が遅れたのかな？
ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ環礁　日本人が被曝させられた三ヵ所。
反核の作家大江とマグロ漁船第五福竜丸に乗っていてアメリカの水爆実験に
ビキニ沖で遭遇し死の灰を浴びて被曝した大石との対談でした。
1954年3月1日米ソ冷戦対決の厳しい時代に起こった被曝事件。

　検索して見つけた
ホームページには、『日本初の原子力予算を要求したのは当時の改進党の中曽根康弘
元首相らだった。3月4日中曽根はぎりぎりの日程で衆議院の予算を通す。
本人は科学技術庁初代長官に就任。読売新聞社社主で日本テレビ社長だった
正力松太郎とともに原子力事業を推進。』
　大江は、核兵器の抑止力という幻想と、
原発の安全性という神話が重なり合うと言う。

　大石は周囲の偏見と無理解に
耐え切れず東京に出るも、第一子の死産、被曝をした仲間たちの相次ぐ癌死にあう。
核に対する恐怖を胸中に抱え込んだまま何も言えず。
冷戦下のもと核配備競争と核の平和利用の推進が
同時に求められた時代だった。
　1983年大石は、子どもたちに
体験を話すようになる。何でこんな目に合わされるのか！忘れられてゆく！
惨めなのに忘れられる！核兵器が、核兵器が隠されていたため、
我々のことも
隠されていたのだ。

　思い出してみましょう！！アラカン以上の皆さん。　
1960年代は戦後教育を受けた世代から団塊の世代が社会の矛盾に目覚めた時代。
リーダーの不一致から方向性を見失い手っ取り早い暴力に訴え社会を変えようと
考え自滅の道を。1966年中国文化大革命運動開始。1969年学生運動が東大安田講堂
占拠で頂点と敗走。この世代に遅れて生まれた私たちも、1970年代の学生時代に
核兵器の怖さ、管理の危うさ、第五福竜丸の事など知っていましたが受験勉強やら
大学のことで忙しくて大方の世相と変わらずに過ごしてしまいました。

　オイルショックやその後の狂乱物価が続き世相は、
社会より個人の欲望を大事にする
傾向になりました。　対談は、　原発の危険性がないことになった世相について、
こう続きました。　50年間、政治家にしろ、核エネルギー専門家にしろこの危険性を
否定してきた。勉強してこなかった。大人も知らない。原発事故で、見えないけれど
正確な被害をいう人がいる。これを風評被害だといってまた抑えようとしていると、
大石。専門家とは自分の身には起こらないことだと思っている人たち、大江。

　50年間核エネルギーなしでは社会はやっていけないと言ってきたが、
処理できる方法を知らないことは、中断して欲しい。

　Ｅテレ（NHK教育テレビ）火曜日午後10時～25分
　再放送は　翌週の5：10～5：35、　
　　　　　　　　　　　　　　13：05～13：30ご覧になっていますか？　
　悲しいほどに官だ、鳩だの今の政治状況とそっくりな時代があったのですね。　
先週は、理念なき政党の迷走　現在の責任政党にぴったりのテーマでした。
最初の政党内閣は大隈重信と板垣退助の1898年第一次大隈内閣。
対立していた政党が
伊藤博文が提案した軍備増強のための増税案に反対することで選挙に勝つ。
政策協議をしていない時に伊藤が内閣を政党に渡すと言い出す。
準備不足で妥協の
産物の内閣となり、増税をめぐって内部分裂しあえなく4ヶ月で崩壊。
伊藤の仕掛けに踊らされたかな！
　ところで、現代の政権交代と騒いだのは
なんだったんでしょうね。どうして、政権をとると今までと違う方を見て政権に
しがみ付くのでしょうか？
官僚の言いなりにならないと言ってたはずが、
官僚の
手のひらの上で踊らされている政治かの多いこと。
官軍の藩閥政府に官僚制が
純粋培養されて、はや140年。
官僚体制は敗戦後も温存されてたやすく復活。

　岸信介がいい例、Ａ級戦犯容疑者から冷戦の悪化による対日政策の変更で
公職追放解除となり首相になる。
アメリカに協力的になる。すごい人なのですが
品がない。品がないから上り詰めることが出来たわけか。
官僚から1942年に衆議院議員になっていたのでした。知りませんでした。
無責任な官のため、官の、官による政治が、本質的な問題ですね。

　昨年に引き続き熱中症が心配な時期になってきました。フクシマ原発事故の影響で
電力不足が東京電力、関西電力などに起こりそうと。起こらないはずの事故では
処理する方法は手探りとなります。
　対談の結論のように処理する方法の分からないものは止めるにしくはなし、一番です。
与野党とも嫌いだといっていた復興大臣は、復興大臣にはなりたくないと固辞していたが
首相に説得されてなっていたと。
だから一連の集中砲火をしてくださいと自分から的に
なったのでしょうか？
オバカさんでないとすれば首相に退陣の引導を渡したかったのかな！！