眼科学会の時に東京駅近くの本屋さん
丸善でこの二冊の本を買いました。
地震・津波・原発の本のコーナーができていました。
原発事故後に書かれた本を探しました。
放射性物質を理解しやすくどう対処したらよいかで (1)の本を、
原発絶対安全神話に騙され・だまされた振りをしてきた人類のツケを
日本人はどう考えたらよいのかで (2)の本を買いました。
どんな本でしょうか?
(1)・・別冊宝島編集部 編 476円+税
なんと言ってもお安く二色刷りで分かりやすい。イラストや表とグラフも多いので
どんどん読めます。なぜ牛乳が危ないか? ホウレン草や葉物野菜と同じで牧草の
放射性物質汚染だからだけではありません、泥も一緒に食べるから問題になると。
なるほど校庭の泥を5センチ削ると放射線量が減るので良いと言ってましたね。
64ページのコラムに注目。専門家は無責任な発言を慎め!
Ⅹ線やCTを引き合いに出すな。
Ⅹ線やCTで浴びる線量と同じ位というが、
放射性物質の漏出に伴う被曝は
乳幼児や妊娠中の女性を含めたすべての人に24時間起こるのです。
被害の実情をことさら小さく伝える識者、電力会社、国の機関、メディア、
政治家などは信用するべきではないでしょう。良くぞ言ってくれました。
6月7日の新聞で今さら福島第1原発では地震から5時間後には核燃料棒破壊:
メルトダウン(炉心融解)が起きていた、2,3号機も続いたと。
その時、念のため避難をしてください、念のためと言っていましたね。
翌日の朝、菅首相、原子力安全委員会斑目委員長らが、ヘリコプターで現地視察。
原子力安全・保安院は早朝のメルトダウンを予測していたとあったが、
11日の20時すでにメルトダウンしていた。
知らずに行ったのでしょうね、
あの行動は原発大丈夫と思わせましたが・・・
アメリカ、フランスは退避勧告を
出してきました。自国の発表は信じられなかったが正解だったと言う事。
安全・保安院がなぜ?首相すら守ろうとしなかったのか?できなかったのか!
(2)・・大津波と原発 朝日新聞出版
740円+税4月5日にラジオディズ
という番組で配信された三人の話を本にしたもの。
臨場感があります。
東京あたりの識者たちが何を考え行動しようとしたか。
工学部出身ながら会社を
いくつも作ってきて経済の未来を見据えてきた平川克美さんが内田樹・中沢新一さんに
声をかけて実現。危機の本質と来るべき社会のモデルを語る。
謙虚さを取り戻せ。と、強調。

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