の掛け声で始まる講演会を、
３月２７日ロータリークラブの研修会で聞きました。
牧師アーサー・ホーランドさん。
父はアメリカ人、母は大阪人。
両親に大変なことが有って大衆食堂をしていた
おじいちゃんとおばあちゃんに預けられて成長。
そこは、西成区で大変なところでした。
1951年生まれ。とても60歳とは思えないスマートでタフな感じ。
それもそのはず、全米レスリング選手権チャンピオン（サンボ）２回。
鍛えた体で、年間５万キロもオートバイ；ハーレーで
講演会をこなすと、日本ばかりでなくアメリカでも。
　立て板に水で、記憶力の良い事。
年間250～300回の講演会をしているというだけの
事はあります。インターネットで検索すると過去の講演会が覘けます。
講演の後　握手を思わずしてしまいましたが、
私の手より　繊細な手をしていました。
夏目漱石の草枕の話で　（世間話しもある程度以上に立ち入ると、）
浮世の臭いが毛孔から染込んで、垢で身体が重くなると表現しています。
とかくに人の世は住みにくい。
住みにくい世間を離れられない人が毎年３万以上
自殺成功者になっている。心が病んでしまう。
アフリカのナイジェリアに
講演に行きましたが、自殺する人はいません。
人口1.6億人。平均寿命が５０歳で
年間の収入が1,600円《5万円？》命の尊さ、
寿命が短いですから一生懸命生きている。日本がいかに恵まれているか。
自殺者はほとんどいない国。　日本は3万人。
　マザーテレサが日本に来た時言いました。飢餓には2つある。
飢えの飢餓。心の飢餓。
心が乾いている。心の時代を迎えているといわれて10年。
心変われば態度が変わる。
態度⇒行動⇒習慣⇒人格⇒運命⇒人生が変わる。

　ゆく河の流れは絶えずして、
しかも、もとの水にあらず。鴨長明「方丈記」
もよ～く暗唱されていました。
830年前ごろの京都を襲った災難を良く伝えた随筆。
災害史の本にも紹介されていました。　圧倒された講演会でした。
最後に言われた言葉。
　　人生の価値は、何を集めて残したかでなく、
　　何を他人に与えてきたかで決まる！
心に響きました。

　　　　　　　　　　　
　　　　　
　　　　　　吉川弘文館　北原糸子編　4500円＋税　
　　　　　　被害を受けた社会の把握から書き出し

災害に対応して自らの生活をどのように回復させてきたかを解明を試みた本。
　災害発生から続く行動とは。
災害回避行動。　
おさまると救命・救援避難、
日常生活の回復、復旧、生産活動再開、そして復興。
東日本大震災　
まだ、避難の次にうつるところ。　
災害省を創ろう！歴史から学び、
世界の取り組み方も研究。
東海地震や東南海地震、東京直下型地震など
いつ起こっても不思議はないと言われています。
災害復興には何時何をするかは分かっています。
障害も想像できるはず。
賢くやってほしい。

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　知りたいサイエンス　小山真人著　
　　　　　　　　　　　技術評論社1580円＋税
迫っている！　　
火山噴火のマグマは地球表面から地殻深部30～40kmに、マントルからの
マグマが上昇するところから出来てくる。

　フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込み富士山を形成。
地震と富士山の噴火が心配される。
　864年貞観噴火　溶岩流　青木が原溶岩　
5年後869年7月9日三陸沖巨大地震（貞観地震　じょうがんじしん）
Ｍ8.3～8.6　東北東海岸に大津波来襲　大津波の危険性はたびたび指摘されていた。
無視してきたのは誰？
1020年　更級日記に煙立ち上ると記述1703年元禄地震があり

　1707年宝永東海・南海地震M8.5の後の1707年宝永噴火爆発的噴火。

　東海地震が危険。中央アルプスは、すぐ近く。　
危険な中央アルプスに路線の80%がトンネルになる中央リニア新幹線を
JR東海が作ろうとしている。　

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　必要か、リニア新幹線、
　岩波書店で橋山禮治郎がその意義を問いかける。
中国の新幹線が、最高時速三百八十キロ走行を実現する。
リニアの価値は?
　次回紹介しましょう。

　同志社大　浜のり子さん（３/２７ＢＳ・ＴＢＳ　時事放談で）　
原発事故の問題は沖縄基地問題と同じじゃないか？
危険と不安を地元に押し付けて大都市はいい生活をしている。その通り。
地方に危険を任せていた。
　今回は電力不足になって危険の重みを痛感中越沖地震の時、
柏崎刈羽原発施設で火災が発生。ドキッとしましたが、
東電首脳部はどう思ったか？
新潟県柏崎で８２１万kw、福島の第一と第二で９１０万kwを発電。
絶対安全をうたってきたが、
危険を指摘する人もいた大津波で中央制御室が
こわされると原発は制御不能になった。
東京で水道水が飲めない事態に。
被爆を怖れて三次に帰ってきた人がいます。
原発一基廃炉にするのに５０００億かかるとの事。
４０年使ってきた旧式というのも気になります。
恐れていたことが現実になった以上
原発依存をやめるしかない。
何時までも、何時でもか！と言いたくなる
政治の空転が続いている。
大連立。戦前の大政翼賛会的な大連立政治ならいらない。
無意味な政治遊びをしない。
この日本の試練を乗り越える政治集団を築いてほしい。
2年間解散をしないで、
足を引っ張り合わない。
それぞれの頭で考えられる最善の日本運営案を出し合う。
相手の案の良いところを見つけて最高の実行案を立てる。
時間との勝負。

　東北地方を、日本の新都市再生の見本にする。恵まれた自然を生かす。
助け合う人情を大切に。エネルギー効率を高め原子力発電から離れる。
　
　三者三様に伝言ゲームのように東電が手に入れた情報と思われることを
言い合っている。
原子力安全・保安院は、経済産業省・別館3階保安院フロアで、
東京電力は本店、
そして官邸。現場ではない。

「ただちに危険というわけではない」
「ただちに・・・ではない」が連呼されます。
念のため、摂取は控えていただきたい。自主避難をしていただきたい。
じゃー・・安全なのか　危険なのか？
アスベスト肺腫瘍、水俣病などただちには
危険ではありませんでした。確かに。
中川恵一東大放射線科准教授によれば、
症状もなければ検査でも異常値が見られないことが、
ただちに健康に影響のある
レベルではない被曝とのこと。
官房長官も、言い訳のお先棒を担がなくても良い。

　週刊現代４／９にテレビで気になる「あの人」というグラビアに
原子力安全・保安院のあのメガネの人；西山英彦さんが、
専門家ではなくスポークスマンと紹介されていました、
だから情報収集に努めますなんだ。強い人ですね。