三次町太才神社で、スギの雄花の様子を観てきました。三週間前と
変わっていない様子。　寒に入ってからの寒さで、雄花の成長は
止まっているようです。花粉が飛び始める日は、まだのようです。
もう一度雪が多く降ると、さらに遅れそうです。しかし、飛び出すと
一度に大量の花粉が飛ぶことになりそうです。
自覚症状がないからと油断をせずに、花粉症が強めに出る患者さんは、
２月初旬から、内服薬も飲みだしましょう。
三月下旬からは、ヒノキ花粉も多く飛びます。


スギ花粉　2月15日

　太才神社からの帰りに石畳の歴道を通ると、
あちらこちらで音がします。
ざらざらゴロゴロごーん　です。
屋根に積もった雪が、あちらこちらで
落ちてきます。軒に出ている雪庇のような雪に注意しながら歩きました。
車が来ると軒下の方に逃げることに。
前を見て横を見て上を見て下を見てで、
大変です。まわりが見えにくい人は、大変ですね。
ですから緑内障で視野を
狭くさせないことが大切。
車の運転中も雪の塊が落ちてきたら危ないですね。
ご用心を。

　　　
２０１１年１月号　　　　　　　　　２月号　

　ビックリする見出しと思いますよね。
全部の抗がん剤が、全部の癌に
効かないというのか？国民の半数が、がんに罹り、国民の三分の一が、
がんでなくなる時代。多くの患者さんが、がんに立ち向かっています。
効かない抗がん剤では困ります。　

　急性白血病など血液のがんや小児がんなどの一部は抗がん剤の効果が
期待できると書いてありました。
しかし、がんの90％には、まず効かない。
寿命も延びない。昨年３月に認可された分子標的薬ベクティピックスの
認可の過程で検討されたデーターの解釈に問題ありと強調。
製薬会社に有利と。
芸能レポーターの梨元勝さんが肺がんで亡くなりましたが、
抗がん剤点滴の
数回目で、亡くなった。最近の分子標的薬は、皮膚や腸の障害が多い。
標的となる分子は正常細胞にもいっぱい分布しているので毒性が出る。
認可をする時に時間がある程度かかっても良いから、きちんと有効性を
確かめてほしい。抗がん剤は高価なことがあり自己負担分も高額で
負担できなくなる患者さんも出る。試験、審査をしっかりしてほしい、
こんなことで許可していいのかと思うのがほとんどです。？本当？　
対談をしているご本人で前立腺がんの治療を受けている　立花　隆さんも、
高額な抗がん剤を使っても結局無駄な闘いの方向に行ってしまう場合もある。

安易にもう手がないと言えば絶望に叩き落す事になる。
「がん難民」になり、代替療法の世界に走ると。

紹介されたがん診療レジデントマニュアル第5版（医学書院）
国立がん研究センター病院がん告知マニュアルに
告知の大切さが丁寧に書かれている。
病名や病状を伝えずして適切な治療法の選択は出来ない。
基本的に手術で完治できない　がんが、抗がん剤療法の対象であり
元々難治がん。
効くのか？効かないのか？！と明確でないことが多い。
現状では　
諦め無いが、治療の限界も受け入れる勇気が　大切。

寒いですね。毎日雪が降ってきます。1月17日（月）大雪５０センチが最高。
その後は１０センチも積もりませんが、日中が寒いし風も吹きますね。
毎日使い捨てのカイロをポケットに入れています。
カイロの歴史を調べてみましょう。江戸時代に桐の枝やナスの茎などの灰を
木炭末に混ぜた灰式懐炉があった。
あの桐灰のネーミングは、ここからですね。

　
＜ハクキンカイロ＞

1978年のホカロンが
使い捨てカイロの全国ブランドの始まりでした。
40年前ごろに使っていたハッキンカイロ
正しくはハクキンカイロ。
今もあるのかと調べてみると結構使われているとの事。
1923年、的場仁市さんが
英国のプラチナ触媒式ライターを参考に考案。容器が金属色をしているから
ハッキンカイロだと思っていましたが違いました。
優れもので気体になった
ベンジンをゆっくり酸化発熱させることで懐炉にしたとのこと。
種火が燃えているわけではなかった。
２０００年にライターメーカーの
ジッポー社が、ハクキンカイロ社のOEMで商品を作り若者の人気商品になっている。
アロマオイル入りベンジンも、ゴミの減量、自然に優しいなどで見直されて
いるそうです。レトロなのも良い。
直接皮膚に着けたままにしていると
低温ヤケドをさせます。
表面温度が68度Cになりご注意。暖かいというか、熱い。
ご注意ください。

　テレビ「水戸黄門」の八兵衛を演じる林家三平（二代目）が、
共演者と
二ヶ月で電撃結婚。
一月十七日放送の鳥取砂丘を描く美人絵師に一目ぼれ。
何時の間にやら絵師に、因幡の黒兎の犯人にされてしまう役でした。
女優の国分佐智子さんに・・を盗まれたのでした。　
お幸せに。　

　喜寿を迎えられる方から、
ウルマンの『青春』の詩を紹介していただきました。
78歳で書き上げた。あのタイタニック号沈没1912年4月14日から6年後に
この詩を
書いた。本紙でも5年前175号で紹介していました。

青春とは、
人生のある期間をいうのではなく心の様相を言うのだ。
岡田義夫氏翻訳人は、信念、自信、希望と共に若く　疑惑、恐怖、失望と共に
老い朽ちる。この本は、『千の風になって』の作詞家新井満氏の自由訳版です。
原文にあったアンテナに注目。
　心のアンテナを高く立て命のメッセージを
受信続ける限りあなたはいつまでも青春だとウルマンは言うのだ。
タイタニック号のSOS信号は、2400km離れたニューヨークで受信されて、
700人が救助された。
　ウルマンは無線基地に
　　勇気と希望を託そうとした。
夢×情熱＝　青春度 夢を持ち、
夢の実現のために情熱を燃やす、
老いも若きも、あなたの青春に乾杯！



サムエル・ウルマン/原作詩
新井　満　/自由訳
講談社刊　１０００円+税