Friendly eye information
あんどう眼科医院
三次市三次町巴橋西詰    TEL 0824-62-0119
No288.2010.9.10 ~院内にて配布
     
          お知らせ
 月が替わって初めての受診の時は、
  保険証の確認をします。


 
稲刈り、草刈など外仕事が多く忙しい
  時期ですが、目のケガや充血、目の痛みが
  有る時はすぐ
受診しましょう!
  様子を見ていて悪くなることがあります。


 夏は、血圧が下がることが多いのですが、
  気温が下がってくると
血圧が上がりやすく
  なります。血圧のおくすりを、お忘れなく。


 巴橋、旭橋、水道橋を結ぶ散歩道に
  待望の照明が、つきました。

  それもLEDの省エネタイプ
自転車通学、
  通勤の人にも安心・安全で良かったですね!


  運行開始 みよし市街地循環バス『くるるん』
  10月2日(土)こういうバスが、相当前から
  待たれていました。
  一方向のみの運行が残念ですが両方向からの
  運行になるように多いに利用しましょう

  


    

123年間で最も暑い夏のようです。
それ以前はと言えば観測記録がありません。
誰だったでしょうか?TBSテレビの
気象予報士さんが、
この暑さは
ラニー
ニャ現象のためと言っていました。
/12に台風4号被害放送で解説していました。 
ラニーニャ現象
では

(1)赤道地方の海水温が上昇
  
(2)太平洋高気圧が発達
  
(3)冬には三陸沖の低気圧が発達
 という三点セットになる。
一ヶ月前に
長引く残暑の警告をしていました。その通りになりました。

 台風9号が対馬海峡から日本海に入り山陰沿岸から若狭湾へ。

福井県に上陸し滋賀県、岐阜県に抜けていくのも初めてですね。
これも太平洋
高気圧が頑張って西日本に張り出していたため。
関東地方は前線が刺激されて
大雨となりました。
地球温暖化とは

こういう猛暑、雨不足、ゲリラ豪雨など
厳しい夏が増えることでしょうか?


一方、心配なのは厳冬です。寒波が入りやすくなると大雪になりそうです。

雪かきをするのも大変です。程ほどに、
雨も、雪も降ってもらいたいものです。
台風も気になります。天候に十分ご注意。

                       


    

   草思社  定価 2200円+税

 4年前に買っていた本ですが、なかなか手ごわくて一部読んだだけでした。 
35歳で書き上げる著者はすごく多才な人。
生物進化学者であり、
地質学、
物理学、化学などにも精通。
眼の誕生を多方面から問いただして
書いた本。
神戸大学眼科教授の根木 昭先生が眼のサイエンスという本で
この本の内容を紹介されていました。 

 眼の誕生は
太陽からの光線量が増大し、
地球をおおっていた霧が急に
晴れ上がりどこまでも
見渡せるようになったことが原因。

 この仮説を立てたのがこの本の著者。
見た
ことある本と、見つけ出して再読。 
 
地球の誕生
は、46億年前。
生命の誕生は、39億年前。   
その後の進化は、大変遅かった。

33.
5億年もの時間をかけても  
クラゲやカイメンに進化した程度
 

しかし、
5億4300万年前(カンブリア紀の始め)に突如生物が
爆発的に進化し、わずか500万年で動物の種類である動物門が
3つから38に進化。その後、これ以上は増えていない。
 
 眼のない時代では、触って食うか、
触られて食われるかだったと。 
三葉虫
と言う化石動物をご存知ですか?
 カブトガニからしっぽを取ったような動物。(節足動物)
ピンク色をしていたとの事、へーですね。
化石に色素が残っていると。
カンブリア紀の初期に登場し4000種も
三葉虫は見つかっている。
見事な複眼を持って、世界の海を支配していた。
0.5センチから70センチの大きさで多種だった。
ちなみに、甲羅が縦割りに
中央部を中葉と 左右対となって
はさむ側葉が2個で、
あわせて三葉虫と
呼ぶそうです。
 眼のつく位置はさまざまだったらしい。
カニの眼のようだったのもいたし、眼のないものもいた。
28000万年前に滅亡。 

 眼とは、光の波を映像に変換する器官。
太陽から出た光は、動物に当たると
光の波に変化が生じ、どんな動物でどこにいるかといった情報を、
眼はキャッチする。

様々な波長の電磁波が飛び交じっている
が色はない。
色は脳の
中にしかない。眼そのものは、見る行為の始まりに過ぎず
光の情報が
電気信号に
なって目から脳に伝達される。
脳のいろいろ
な場所を経て映像として
認識される。
眼と脳の両方が見るために必要です。 
光が、動物の進化に
いかに重要だったかがわかります。ご一読を。


   
  三葉虫の化石      年表



<秋田県 大曲花火大会100年の花火>
                       
                                                                      

眼の構造がいつ出来たのか知りませんでした。
カンブリア紀の爆発と言うそうです。
光が海中に降り注ぐようになって進化が始まったという説で

“光スイッチ”説

言うそうです。『コロンブスの卵』と同じで言われてみれば確かにそうだったの
だろうと、今では
この説が信じられてきているとの事です。

 暑さ寒さも彼岸まで と、なることを願いたいですね。
真夏日の解消と言うのも異常な願いです。春と秋の期間が短くなるのでしょうか?
ますます熱帯化してきているようです。
 
見えて当たり前と思われがちですが、
眼の誕生とその進化にはすさまじい競争があったのですね。

 眼を大切に!!