３月２２日の毎日新聞に
（目薬）　目パチパチはダメ　正しい点眼５％　と、
テレビ広島（日本テレビ系）の、ズームインSUPERで取り上げ、
コメンテーターのお父さんも、アナウンサーも、
『いつもパチパチしてますよねー。』とコメントしていました。
　緑内障の目薬を、使っている人1200人にインターネットで、
　　　製薬メーカーが調査をしたもの。　

　緑内障の目薬は、まれに
喘息や不整脈など副作用を起こす場合があます。　
　予防のため、
目薬が速やかに鼻やのどに流れないように
目頭を軽く押さえましょうと
説明されています。
　正しく　さしていたのが5.8％。
43.3％の人が、パチパチ。　
こうする人の多くは、目薬が、
目全体や患部に行き渡ると思うから
パチパチするとのこと。
　そう思いたいのも分かりますが、まぶたをパチパチすると、
目薬は目頭に移動してしまいます。　
涙の吸出し口の涙点に吸収されやすくなり、
目薬の効果が減ってしまいます。
副作用も出やすくなります。目薬をつけたら、2～3分　目を
閉じましょう。軽く目頭を押さえていただけば　理想的です。
詳しくは、点眼方法の説明書をご覧ください。
　思うように点眼できない方は、
点眼方法をていねいにお話ししておりますので、　
お声をおかけください。

　　　　　　　　
　　　　　　　新潮社　定価　1300円＋税

　タイトルからして、重い本ですが、大変仲の良いご夫婦です。
朝7時に出勤夜遅くなることも多かったが、休みを見つけては、
東京から近い日光のホテルに泊まって、ハイキングやカヌー遊びを
していたなど、多忙な院長職でしょうに時間の使い方が上手。
お二人とも大変社交上手だった。

　国立がんセンター総長を定年退職された年の大晦日に最愛の奥様を
亡くされた。その後、うつ状態になり、酒びたりの日々。
ちっともうまくなかった。味がしない、
ただつらい気分を麻痺させるために
杯を重ねた。必ず妻の分も用意した。
食欲はまったくなく、体重はどんどん減っていった。
睡眠剤がないと眠れない、精神的な打撲は、思った以上に
肉体に影響を及ぼしていた。何とか、日中は、病院に通い忙しく過ごしたが、
問題は夜。祭壇の写真の前に座り、妻にきょうの出来事を報告する。

　いくら話しかけても答えは返ってこない。妻はもういないのだ。
この事実が耐え難かった。話がしたい。口をきいてくれ。
何度叫んだことだろう。身をよじるほど苦しかった。
一人で耐え、一人で生きていくしかないと思った。
しかし、傷はあまりにも深く、痛みに耐えかねることもあった。

『もう生きていても仕方がないな』・・

・・そんなことをしても妻は喜ばないと、考えなおさせるのも妻だった。

　一ヶ月が過ぎた。よく生き延びたものだ。死ねないから生きている。
叫び声を上げたくなるような肉体的な痛みも繰り返し感じた。
半身を失ったような感覚に陥ることもあった。永遠に続くかと思ったが、
三ヶ月ほど経つと、わずかではあるが回復のきざしが見え始めた。
悲しみが癒えることはない。三ヶ月でどん底を脱し、心の回復は
三ヶ月ごとに変化をとげていった。

　三と言う数字には、何か人間の
生理に沿ったものがあるのかもしれない。　
人の誕生に比べて、人の死は個々人で大きな差がある。何十年の人生が
投影されるからだ。がんの超専門家でも奥様との死別は計り知れない
ダメージを受けた。　何の症状がなくても、適切ながん検診をぜひ
受けてほしいと心底思う。在宅がん看護は、たった四日間だったが
家族の負担はかなり重い。がん対策には予防、検診、治療、緩和医療、
在宅看護の支援体制、がん経験者の支援、残された人の悲嘆に対するケアなど
広範な問題をカバーすることが求められる。
全世界でがんになる人は
１１００万人、亡くなる人は７９０万人。総合的な取り組みが必要だ。

　同じように苦しまれている三十四万人のがん死亡者のご遺族に、
この本が役立てれば望外の幸せと結ばれています。　
奥様は、１２歳年上で、別居中の既婚者で病弱な体。祝福されない結婚。
初めて波長が合い好きになったと。ご一読を。
すばらしい女性なのでしょうね

　3月３０日も寒かったですね。三次の最低気温が－３．９℃だったとの事。
大霜でしたと話される人が多かった。
寒のころの気温。寒さに強い花は、霜でしおれていても太陽の日差しを受けて、
元気になりますが、春野菜の苗作りや、畑に植えた苗の管理は大変ですね。

　今夜は満月です、うす雲で朧月ですが満月を見ました。
今夜見た人は幸運とのこと。
どうしてか？インターネットで検索。
ひと月に二回満月がでる時の二回目の月をブルームーンと呼ぶそうです。
満月は、フルムーン。今年は、一月も３０日がブルームーンで年に２回は
５～７年に一度の事で今夜見られたのは幸運らしいです。　

　3月６日（土）風土記の丘資料館で江の川の瀬･渕の民俗と言うテーマで
江の川の専門家　黒田明憲先生の講演会がありました。
立ち見が出る程の２５０名ほどの人で大盛況でした。
鮎を取る人が多く集まっていました。江の川の河口には平野がないと
言われてました。確かに全長１９４ｋｍの模型の河口は日本海につながり
ほとんど平野がありませんでした。仕事としての漁撈があり生活と文化が
あったと、川に親しみがわく興味深い会でした。　

　いまこそ分かれめの“め”は、どういう意味？　
仰げば尊し　の一節ですが、めは、意志を表す助動詞むの已然形で。
今こそ分かれよう、新しい道を求めて。

　　ご卒業おめでとうございます。