広大病院　総合内科の佐伯　准教授のお話しを、吹雪の夜に聞きました。　
何かとストレスの多い社会となりうつ病は増えている。　軽症が増加。
低年齢化で小学生もかかり、高年齢化でお年寄りも増加。
女性は、男性の３～４倍かかりやすい。
ホルモンバランスが不順と成りやすいため。
一方で、女性の自殺率は男性の半数以下。　
　　　なぜか？　
「うつ病」と、「ゆううつ」は違う！
うつ病では、
うつのきっかけは、はっきりしないこともあり、周りの人から見て
理解できないことも多い。３～６ヶ月と続く。抗うつ薬が、よく効く。
しかし、治るのに　何年か、かかるが。
　
一方の、ゆううつでは、うつのきっかけは、はっきりしていて、
理解できる事が多く、時間とともに忘れて消える。週単位でよくなる。
抗うつ薬は、効かない、副作用ばかり出る。

　うつ病では、最悪の時は一つのことにしか意識が回らなくなり、
女性では、料理が作れなくなる。
一度に、色々な手順を考えることが、難しくなるから。

　うつ病の主要症状は、抑うつ気分と興味の低下。ずーと続く、
ほとんど一日中、ほとんど毎日、２週間以上。　
昨日は、良かったというのは、重くはない。　
眠れない、食べれない、疲れやすい。不眠：眠れないは、
うつ病に、ほぼ必発。
何はなくともまず睡眠！！まず不眠を治すことが大切。
年をとると、不眠がちに成ります。
不眠のときは、睡眠薬を飲んだほうが良いことが多い。
自分にあった睡眠薬をかかりつけの先生と相談をして
使い始めるのがいいそうです。不眠でアルコールを飲むのは、むしろ有害。

うつ病には、一に、睡眠。二に、水分。三に、会話。
女性の自殺が少ないのは、
話し上手が女性の特技だから。
ストレスの解消法を女性はいくらでも持っている。

うつについて、理解を深めましょう。

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　ダイヤモンド社　定価1６００円＋税

　本の題名が大変長く、どんな本かなと頼んだ本です。表紙を見て、
マンガ本なのかと思う本。　しかし、内容はなかなかのもの。

　高校２年生の主人公たちの野球部女子マネージャーが、都立高野球部を、
甲子園に連れて行く内容。あり得ないことが起こることが、小説の
良いところです。

　進学校で、監督の加地「それはさすがにムリじゃないかな。現実とかけ
離れているよ」キャプテンの星出は、「それは正直厳しいよ。趣味で野球を
しているのが多い、誰もついてこない」
　マネージャーがどういう意味かと
言うことさえ、主人公のみなみは良く知らなかった。辞書を開いて、
管理や経営をする人・・マネージメントをする人と理解した。
大型店で本を探し、女子店員に聞いたら、最も有名で世界で一番読まれた本ですと
ドラッカーの「マネジメント」無理のある展開ですが、みなみにこの本を
読ませてしまう。主人公の名前をひらがなで“みなみ”と書いているのが
読みにくく気にかかる。
マネージャーの資質で後天的に獲得できないものは、
才能ではなく、真摯さである。
企業は顧客が有って成り立つ。
顧客を満足させることが、企業の目的。では、野球部の顧客とは誰なのかと
みなみは迷う。お金を払って見に来る人はいない。補欠選手の二階正義は、
野球は下手だったが、企業家になるために野球部に入っただけはあって、
マネジメントを読んでいた。曰く、高校野球に携わる人ほとんどが、
顧客となる。それから、　
野球部員も、顧客。高校野球とは何か、感動だ。
親も、同級生、先生、都民も全国のファンも部員も感動を求めている。
顧客に感動を与えるための組織が野球部と分かり、目標として「甲子園にいく」
こう決められて、喜び自信を深めた。
同級生の夕紀が、病気でマネージャーを
降りていて、みなみが代打で登場したわけです。

　このようにマネジメントの本に書いてある話を読み研ぎながら、
やる気みなぎる組織に野球部を作り直して、夏の西東京大会で、
優勝甲子園の舞台に立つ。
　　予想以上に、楽しめて、役に立ちそう。ご一読を。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　ピーター・ドラッカー（1909-2005）

　　　　　　　　　　


３月１７日ＮＨＫクローズアップ現代で、ドラッカーの紹介をしていました。
この本が流行の引き金になっていると。人が資産、人の良い所　つよい所を生かせ！

 

　半月早く、サクランボの花が咲き出し満開を過ぎました。
ニホンミツバチが飛んできました。人工授粉もしました。掘り起すのを忘れていた、
ギガンチウムの新芽が伸びています。１０㎝ぐらい。出て来て良かった。

　風信子（ヒアシンス）が、きれいに咲いています。チューリップも、そろそろ開花ですね。
３月１５日福岡、松山では、ソメイヨシノ桜が開花。2週間早いらしい。
三次のさくら祭りの4月４日は、満開からさくら吹雪になりそうでしょうか？
東酒屋の三次きんさいスタジアムのさくらは、どの木に　どのくらい咲くかが
楽しみですね。

　さて、３月１５日の中国新聞記事に、金泳三元韓国大統領の話しが出ていました。
お読みになりましたか？韓国併合から100年に当たり特集が組まれています。
植民地にした事実、韓国人は、先祖から受け継ぐ名前を変えることを最も嫌うのに、
創氏改名と言って日本式の名前に八割ほどの人をした事実は、重いものです。

　1937年日中戦争が始まり、
国家総動員法が、1938年に施行され皇民化政策が進み、
日鮮同祖が叫ばれ創氏改名が行われた。
複雑ないきさつがあり都合の良い
解釈ができるらしい。
　日露戦争の終わった頃は世界の列強が植民地争いをしていた時代。
今の常識や倫理観で評価しにくいところもありますが、禍根を残しました。
広島は、教育都市だった。高等師範学校が、
１９０２年全国の三番目に広島に置かれた。
広島から海を渡った先生もいたと。立派な先生もいたのが、救いです。
知らないことが、多いですね。