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あんどう眼科医院
三次市三次町巴橋西詰
No273.2010.1.20 ~院内にて配布
     
          お知らせ

スギ花粉予想 平年並みの飛散1月10日
 太歳神社
(三次町)
初詣がてらスギの木の
 観察に行きました。 雄花の少ない枝も
 ありましたが、20粒から 30粒付いた
 枝の先もありました。 昨年の半分ぐらい
 でしょうか、それでもかなり花粉が
 飛びそうです。 花粉症の方は、そろそろ
 点眼や内服薬の 準備を。


○1月12日の午後から寒かったですね。
 午前中の気温が氷点下の日が続きました。
 1
5日まで3日間朝の雪かきをしました。
 15センチぐらいでまだ少なくて助かり
 ました。 世界では、八方向に寒気が
 流れたそうで 50年ぶりとか100年ぶり
 とか言う寒さでした。 寒気が明けたら
 立春となってほしいですね。

  しかし、もう一度寒気がくるそうなので、
 ご用心。

  



 直線が、曲がって見える、ゆがんでる、暗く見える、視力が低下、色合いがちがうなど
見たい中心に異常を感じることがあります。
視力が急に低下すれば
異常と感じるのですが、
ゆっくり低下したり、一時的な低下が、直ったり
悪くなったりの繰り返しをしていると
気付きにくそうになります。
遠視、乱視、近視などや老視(老眼)でも、メガネを
合わせて見ていない人や、
白内障で視力の低下がある人は、気付くのが遅れます。
普段から見やすくなるメガネを使うことで、
早めに視力の異常に
気づきましょう。

 また、眼科検診を受けることで、
自分では気付かないでいた異常を見つけることも
大切ですね。

真ん中が見えにくくなる代表的な
二つの病気を勉強しましょう。

    その一。

 30歳から50歳前後までの人に
多いものです。
中心性漿液性
(しょうえきせい)網脈絡膜症(もうみゃくらくまくしょう)
少し長い病名の病気があります。 
お聞
きになったことは有りませんか?
 働き盛りの男性に多く女性の3倍以上。

車の運転が多い、残業が多い、睡眠不足が続く、心配事やストレスが重なるなど
心身ともに疲れているときになりやすい病気です。
  
             

 病気の発症機序は?
網膜の光を感じる視細胞の奥に網膜色素上皮と呼ばれる
細胞があります。この細胞の機能が弱まると、網膜に酸素や
栄養分以外の物質
入り込むことを防いだり、網膜からの老廃物を脈絡膜に戻すバリア機能が低下します。
この機能低下のため網膜側と色素上皮層の間に不要な液体がたまって、中心だけに
網膜剥離
の状態を起こします。
原因はよく分かりませんが脈絡膜の循環障害
(血流が悪くなったり、水漏れが強くなること)
が、原因の元になっていると考えられています。
過労気味の生活を改めて心身をいたわるようにしましょう。
3から6ヶ月で自然に治ることが多い病気です。しかし、
視細胞が元に戻らないと
視力低下や
ゆがみなどが残ることもあります。レーザー光線治療が、効果的と
判断されるときはレーザー光線治療をすることもありますが、慎重に適応を決めます。
 網膜や脈絡膜の循環をよくさせる薬や、ビタミン剤の内服治療もしましょう。

    その二。
 50歳代から増えてくる
加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)。 
加齢:年齢を重ねてということですね。
最近の十年間で、皆さんにも聞いたことのある
目の病気の一つになってきました。
 アメリカやヨーロッパでは、前から視力障害を
起こす病気の一番多いものとされていました。 
高齢者の増加と
食生活の欧米化などにより、日本でも増えています。 

 加齢黄斑変性の二つの病型。
 
(1) 萎縮型 (2) 滲出
(しんしゅつ)

(1)は、中心の網膜や脈絡膜が薄くやせてしまうタイプで、治療が難しい。

(2)は、脈絡膜から異常な血管
(脈絡膜新生血管)が、バリア機能のある
網膜色素上皮の下あるいは網膜と網膜色素上皮の間に侵入して
出血や浮腫を起こして網膜を障害する病気です。
病状の悪化で光を
感じる視細胞を壊してしまいます。

 中心性が一時的で、機能障害なのに比べて、
加齢黄斑変性は、徐々に進み
器質障害を残し直りにくい病気ですが、
新しい治療法が開発されている病気でもあります。 
特殊な加齢黄斑変性専用の光線療法や、
脈絡膜新生血管の発育を抑えて視細胞を守る
注射液を眼内に投与する方法など。
この分野に詳しい眼科に
紹介し治療をしてもらいましょう。

           






 海地大地震。ハイチは海地と漢字で書くのですね。
カリブ海に浮かぶ島国で、
島の東半分は野球選手がカープに来る
ドミニカ。人口900万人。
フランスの旧植民地、だから首都が、ポルトープランス。
最貧国といわれ、国連の支援で
国づくり中。
260年ぶりにアンリキロ
断層がずれた地震、あの細長い半島は地震活動を
示していた。風光明媚な場所すなわち地震に見舞われやすい。
国連施設も国の主要官庁も倒壊し人名も統治能力もなくしたとの事。アメリカと中国が
いち早く救助に入ったが、日本隊は、
自衛隊機C15で18日3時30分に到着。
地震発生から4日も5日もたっては、救命活動は困難。
地震国で、神戸の地震から15年たち、防災意識が高まっていた時なのに歯がゆい
緊急援助隊です。
マグニチュウド7以上で、被害が大きそうだと判断したら
すぐ緊急援助隊を召集し、民間機ででも隣国まで出発させるぐらいにし、軽度の
被害なら早めに引き上げるでもいいのでは。無駄足になることを喜ぶぐらいでないと
生存者の救出にはならない。19日現在 死者
7万人1800人の国際救援隊が活動して
助けられたのは71人。家族や、近くの住民が助け合わないと間に合いません。

 
 東京を始め大都市の地下の浅い所で
地震が起きたら大変なことが起こります。
大都市に人口と多くの機能を集中させないことが、最大の地震対策。
早速、地方に機能を分散させましょう。
幸いこの県北は、古生代から中生代にかけての
古い地盤ですので地震は震度5までと考えてもよろしいでしょうか。

 巴橋の塗装工事にご注意を。やっと凍みていた巴橋の歩道ですが、
工事の足場で危なくなっています。
足元や頭上に気をつけて通りましょう。
元気な赤い橋に
よみがえれ ですね。 

              

新型インフル、かなり減ったようですが、
まだかかっていない人や、
40歳未満の人はなおさら、
かかることがありますので ご用心 ご用心。