Friendly eye information
あんどう眼科医院
三次市三次町巴橋西詰
No259.2009.6.11〜院内にて配布
          お知らせ


○ 813日(木)〜16(日)は、
お盆休みです。お気をつけ下さい。

69日、山口県をのぞく中国地方は
梅雨入りをした模様と広島気象台が発表。
去年の最初の発表よりも二日早い。
訂正された梅雨入りよりと平年よりも
12日遅く、梅雨入りを決めるのは
難しい!
530日からスッキリしない
天気が続いてましたね。
も、雨量が少ない。
6
日(土)の雨も20ミリしか降って
ません。大雨でない程度に雨が
欲しいですね。
10日(火)も14ミリ。


○ひろしまドナーバンク募金の
ご協力有難うございます。
24,557
送金させていただきました。

禁煙されていますか?
5
名の方が禁煙外来で禁煙に挑戦
されています。あの一日タバコ
3
吸っていた和田アキ子さんが、
ニューヨークでのコンサートを機に
9ヶ月禁煙していると、531日の
テレビ番組『アッコにおまかせ』で
報道。タバコ問題首都圏協議会代表・
渡辺文学さんから
卒煙表彰状授与された。
スゴイ、エライ!


440年の伝統の鵜飼が始まりました。
これぞ世襲して欲しい伝統ですね。
もっと自慢してよい
楽しい鵜飼の工夫も続けて下さい。


学校検診でメガネを見ると
メガネが小さいことがあります。
成長とともに、顔が大きく
なったのですが、メガネを
付けていればよいわけでは
ありませんね。メガネの度数も
変わってきますから。
年に2回は視力を測り、必要な
メガネをかけて欲しいものです。


     

   おそう 
 ア、つぐ、うけつぐ。「世襲」
 
 オ、不意に攻める。
  キ、不意に攻めて奪い取る。
漢和辞典には、深い意味を感じさせられますね。
 

 自民党の菅 義偉
よしひで)代議士文藝春秋7月号で、
「世襲」を許せば自民党は死ぬ 
と寄稿しています。

 秋田県から高卒後、東京で就職。学費をため法政大学を卒業後、
横浜市議を足がかりにして、代議士へ。
死に物狂いで政治家をしてきた人
だけに迫力があります。
 

 貴族社会のイメージのあるイギリスですが、
下院の世襲議員は
3パーセント。
親子が同じ選挙区から出ることは、
ほとんどありません。新人候補は、党の意向で、選挙区を決められ、
しかも、当選を重ねると選挙区を移らねばならなくなると。
 地元にいかに利益を誘導するかではなく、あくまで政策を競い合う。
アメリカでも全議員に占める世襲割合は
5%、
ドイツやフランスも極めて少ない。
多いのは先進国では日本だけ。
天皇制や
歌舞伎を例に挙げて、世襲は日本の文化に合っているという
人もいるが、伝統や文化と、公の政治はまったく性質が違う。

 政治家が、世襲
になってしまえば、
国はおかしくなってしまう。
地盤、看板、カバン
 親たちから降ってくる人と、志で政治家に
なろうとする人とが戦うのでは、不公平もはなはだしいですね。
カバンについては政治資金団体の責任者を引き継げば、相続税無しで
資金が得られると最近知りました。ズルイの一言ですね。 

           
          日経BP社 1600円+税
           <ご一読ください>

たまたま、もと最高裁判事さんの本を読んでいました。 
憲法の規定によれば
わが国は民主主義国家のはずですが、
今やきわめて特異なものになっています。

民主主義制度下で可能な改革や前進がない国になっている。

 日本は、二流の民主主義国いや三流とも米国では見ているらしいと。
国会議員による代表民主主義が国民の幸せに結びつくためには
基本的な前提がある。
公正な選挙が定期的に行われ、政治家が
選挙の洗礼を受け淘汰され、国民の多数が望む政策が選択される
システムになっていること。
公正には有権者の投票価値の平等が含まれる。
投票価値の不平等があってはならない。
現行選挙制度は、投票価値の不平等を意識的に維持しているにも
かかわらず、経済面などでの格差是正の効果は極めて乏しい
無駄遣いも激しい。「都市部と地方の経済格差是正」の美名の下に、
住所による投票価値の不平等を当然視する選挙制度が維持され、
憲法の規定に違反しないと最高裁は判断を下してきた。

 たしかに、地方は補助金などをもらえた所は良くても
もらえないところは悲惨ですね。
交通機関が、切り捨てられるとは、自動車を運転できない人は、
町から離れたところには住むなと言われる様なもの。それでいて、
国土を守る治山治水が重要と言う、
人の住みにくい山里を誰が効率よく
守ってきたのかと聞きたいですね。
 
著者は、選挙制度の硬直化が、政治の劣化を起こしてきたと指摘。
有利な地盤を引き継ぐ世襲が政治家の劣化を起こしている。

 平気で政治を放り出す首相が続きましたが、最近の首相は、世襲やさん
だらけ。格差
5の参議院、格差2の衆議院。もしかすると、
地方に悪い制度なのかもしれません。
公正であるべし。






 69日(火)新型インフルエンザの広島県内初めての患者さんが確認された。
東広島の50歳代の男性、アメリカサウスカロライナ州から67日に成田経由で
広島空港に戻った。知事さん退院後でよかった。
日本での発生は
517日ごろがピークで落ち着いてきて、対策も分かってきたので
過度の心配は要りませんね。しかし、福岡県の小中学校での感染が気になります。

 文藝春秋 
7月号のメキシコ潜入報告によりますと、メキシコはかなり貧富の差が
激し国で、咳や発熱は風邪だろうと医者にかからず売薬を飲むぐらい、
家で寝ているぐらいが普通で、病人が新型と気づくまで時間
がかかり、
428日の新聞では感染が疑われる死者152人となり、
あのパニックのようになった。
メキシコは、アメリカに違法出国者が後を断たない国でしたね。

人口は
1億人で大国ですが、医療保険に国民の25%は入れない。
何しろ、人口の半数が
12ドル以下で生活をする貧困層だそうです。
医療サービスが行き届かない。有効成分の少ないコピー薬品を売る全
国チェーン店が安く診察をする医者を雇い安い薬を売るとのこと。
当然重症患者が出てから病院に担ぎ込まれてこの騒ぎとなったと。
貧困と医療制度の不備、
怪しげな売薬システム、正しい情報が伝わり
にくいことなどが重なった。

  目に見えない病気の背景、社会状況を見ることが大切と教えています。
  日本の医療制度は機能を劣化させなければ、立派ですよ。