<ハードコンタクトレンズ>
・名前のとおり硬めの素材でできています。黒目の上に装用します。
・酸素を通す素材が中心で直径8.5mmから9.5mm位です。
・性能は酸素透過係数(DK値)で比べることができますがメーカーによって測定方法や
基準が違うため一概には測れないのが実情です。目安程度と考えて下さい。
・近頃はレンズのデザインやサイズなど個人個人に合わせたオーダーメイドができます。
・ハードコンタクトレンズといえば異物感があるという理由から嫌がる方がいらっしゃいますが
個々の目に最適なレンズを選択することで異物感はほとんど無くなります。
また、突然発生する異物感が角膜の異常を早期に発見するのに役立ち早期治療を可能に
するため、異物感=良くないものとは言い切れません。
・寿命が長く、微調整やクリーニングなども可能(メーカーにより)で比較的長い間
快適に使うことができます。
<ソフトコンタクトレンズ>
・軟らかい素材でできています。黒目を覆う形で装用し涙を吸収して柔らさを保っています。
・直径は12mm〜14.5mmと比較的大きくできています。
・性能はハードコンタクトレンズと同じくDK値と含水率、厚みなどで比べられます。
・1枚のレンズの寿命は1〜1.5年程度と少し短めです。
<使い捨てコンタクトレンズ>
・使い捨てレンズは、1日、1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月、半年と多種多様なタイプがあります。
・現在は2週間タイプが主流になっています。
・1日で使い捨てるタイプは手入れが要らないため使いやすい物ですが、
レンズの価格が高くつきます。
<特殊コンタクトレンズ>(詳しくはをクリックしてください)
円錐角膜専用ハードレンズ
・1〜2年前より使い出されたレンズで、処方の難しい方にも、比較的視力改善や
装用感が良好なレンズです。
強度乱視用ハードレンズ
・従来のハードレンズは乱視矯正に優れていますが、乱視(角膜のゆがみ)が強い場合通常の
ハードレンズでは見え方が、良くならなかったり装用感に問題がありましたが、
このレンズを使うことで両立を可能にしています。
遠近両用レンズ
・遠近両用にはハードタイプとソフトタイプの2種類があり見え方などはハードタイプが
勝るようです。
・今後、普及するコンタクトレンズですね。
<その他注意点>
・定期検診は必ず受けしょう。自分では目の異常を感じられなくても定期検診で見つけられる
場合があります。
・角膜内皮細胞検査を、3〜6ヶ月毎に受けましょう。
・コンタクトレンズは眼科で処方てもらいましょう。通販やインターネット販売等、診察なしで買った
場合、障害率が高くなっているとの報告が寄せられています。