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<緑内障とは>
目の中では、房水という液体がつくられ、目の中を循環して目の外に
排出されており、バランスが保たれています。
ところが、何らかの原因で房水が排出されにくくなると眼球内の
圧力(眼圧)が高まって視神経が障害され、視野が狭くなり
視力が低下します。
これが緑内障です。
年をとると、房水の排出が不十分になるため緑内障が起きやすくなると
言われています。
<緑内障の種類>
★慢性緑内障★
はじめは、症状があまり出ないため発見が遅れがちです。
そのまま放っていたり、
適切な治療が行われないと失明することもあります。
40歳を超えている方は年に一度は目も健康診断を行い
早期発見を心がけましょう。
眼圧が21mmHg以上で物を見ている神経(視神経)が障害される
病気です。
視神経が障害されるにつれて見える範囲(視野)がだんだん狭くなる
病気です。
最悪の場合は、失明してしまうこともあります。
<治療法>
眼圧を低くするために まず点眼液をつかいます。
眼圧が十分下がらないときは緑内障の手術が必要となることがります。
★正常眼圧緑内障★
慢性緑内障の中で最近特に注目されている緑内障です。
眼圧が正常(10〜21mmHg)なのに視神経が障害される病気です。
<治療法>
視神経の変化や視野の変化により眼圧を下げる点眼液をつかったり
ビタミン剤を飲んだりします。
★急性緑内障★
突然、電灯のまわりに虹が見えたり、急に頭痛、眼痛、吐き気が
起こったり白目が充血し、黒目も濁り、瞳孔が大きく広がる
などの症状があった場合はすぐに眼科を受診してください。
急性緑内障は、興奮やストレスが発症の原因になることがあります。
<治療法>
レーザー光線を虹彩の周辺部に当てて虹彩に穴を開ける治療をします。